とんかつ屋さんに行くと「今日はエビフライがいい!」と決めて行かない限り、ロースかヒレのどちらかを選ぶ事になると思います。
さて、ぶちゃけ皆さんは
「ロースかつ派?」「ヒレかつ派?」どっち!?
ロースかつ代表「特醸ロースかつ」脂身のノリと赤身のバランスが最高
きめの細かい肉質。脂身は殆ど無い、「ヒレかつ」
今日はそんな「ロース肉」と「ヒレ肉」のお話をしたいと思います。
ロース肉・ヒレ肉あれこれ
・何でロースって言うの?
こちらが、クックファンで使っている国産豚「ロース肉」です。
まだ掃除前(スジなどを切り取る)のものです。
豚さんの肩から背中にかけて採れる部位です。当店では背中側のロースを使用します。1本約5kgもあるんですよ。
何で「ロース」と呼ぶのか言うと、諸説ありますが、英語のRoast(焼き物)が訛って「ロース」となった。コレが私的には一番しっくりきます。
よくあるじゃないですか♪昔々、舶来で来たものが聞き間違えで、そのまま日本語になったものが。
英語の鉄を意味するiron→いつの間にか日本語ではアイロン。ポルトガル語で調理を意味するtempero→天ぷら。などなど。
恐らく、かの先人が、焼いた豚肉がえらい美味しくて、
「これなに?めっちゃうまいやん!なんて肉なの?」
と外人さんに日本語で身振り手振りで聞いて、返ってきた答えで記録したのが「Roast◯◯◯」だったんでしょうね♪うん、きっとそうです。聞き間違いあるある説。
英語で「豚のロース」と訳すとPoke loin(ポークロイン)が一般的なようですが、loinは厳密に言うと、 肩から背中にかけて採れる部位ではないので、私は聞き間違いあるある説を有力視します。
しまった・・・ロースの語源を話すだけで結構長文になってしまいました(笑)失礼!
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